初めての介護ベッド。
相場も分からなければ、介護ベッドの選び方も分からない。そんな方も多いのではないでしょうか。
何を隠そう。僕がそうでした・・。
身内に事故があり、急遽入院。無事退院はできるものの、家族会議で介護ベッドがあった方が良いだろうという話になりました。
今までの人生で介護ベッドとの関わりは皆無です。いきなり介護ベッドが必要と言われても、何から手を付ければ良いのか分かりません・・(/_;)
そこで僕は介護のプロであるケアマネージャーに介護ベッドのあれこれを聞くことにしました。「プロ」ってだけでなんだか安心できますよね。(僕だけ?)
今回の記事では、
- 失敗しない介護の選び方
- 介護ベッドの相場
などをまとめました。
僕と同じように初めての介護ベッドであたふたしている方の助けになれば幸いです。
この記事に書かれていること
そもそも介護ベッドとは?
出展:ケンクル(kenkul)
この画像のようなベッドで、「特殊寝台」とも呼ばれます。立ち上がる動作や起き上がる動作を助けてくれるものですね。
介護ベッドで様々ですが、主に付いている機能としては、
- 背上げ機能
- 膝上げ機能
- 高さ調節
となります。詳しくは後ほど!
それでは早速、介護ベッドで失敗しない方法を見ていきましょう。
介護ベッド選びで失敗しないための5つのポイント
①機能を理解する
- 背上げ機能
- 膝上げ機能
- 高さ調節
背上げ機能
介護ベッドと言えばこの機能をイメージする人も多いと思います。
介護ベッドを必要とする人は、自分で起き上がるのも困難である場合がほとんど。そんなとき、背上げ機能があれば自動で体を起こすことができます。
食事や移動のとき、介護する方もされる方も楽で便利です。
膝上げ機能
僕が今回初めて知った機能である「膝上げ」。介護ベッドの価格はモーターの数(※後述)によって大きく変わります。
なので、膝上げの機能が付くだけで軽く数万高くなるのです。
個人的には「この機能いる?なるべく安い方が良いよね」って思っていたのですが、プロから言わせると「必要」とのこと。
主にこの機能の役割は二つあって、
- 体の滑り防止
- 血流促進・むくみ防止
言われて初めて「確かに」ってなりました・・。かなり重要な機能なので、介護ベッド選びでは検討材料の一つにするようにしてください。
高さ調節
そのままの意味ですが、高さを自動で調節することができ、移動時によく使う機能になりますね。
高さ調節で見るべきポイントは「調節可能範囲」です。介護される人によっては、この範囲がとても重要になります。
例えば、腰が悪くて介護ベッドを使用している場合、ほとんどのケースで「低さ」が問題になります。
介護が必要な方によっても変わるので、購入前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
②大きさ
大きさで見るべきポイントは「部屋との相性」です。
部屋の大きさや形に合わせて介護ベッドを選ぶようにしましょう。
レンタルであれ購入であれ、大きさは必ず記載があります。家に届いてからでは遅いので、事前に確認しておいてください。
ちなみにですが、ベッドの長さは大抵の商品で選択することができます。身長なども加味して選びましょう。
③安全性
当たり前!と言えば当たり前なのですが、使用するのは介護を必要としている人です。なので、誤った操作をしてしまうこともあれば、転落などの事故もありえるのです。
でも、どこを見て安全性を確かめれば良いのか分かりませんよね。(普通分かりませんw)
そこでおすすめしたいのが、購入メーカーを絞る方法です。最近では家具メーカーから出ている格安の介護ベッドもありますが、おすすめしません。
日本で圧倒的なシェアを誇るパラマウントベッドかプラッツの中から選ぶようにしましょう。
④付属品について知る
レンタルや購入の際には、附属品の有無や中身の確認をするようにしましょう。
特に購入時には注意してみてください。マットレスやサイドレールは必須の付属品ですが、付いていないものもたまに見受けられます。
介護ベッドのフレームだけでは使い物にならないので、附属品は要チェックです!
- マットレス
- サイドレール
- 介助バー
- テーブル
⑤家具メーカーの商品は選ばない
先ほども出ましたが、、
ニトリなどの家具メーカーから格安の介護ベッドも発売されています。が、これらの介護ベッドはおすすめしません。
手元スイッチがなかったり、安全性への配慮がなかったり、壊れやすかったり。
もちろん当たり外れはありますが、そのような博打をするよりは、パラマウントベッドやプラッツのような介護ベッドに長けているメーカーのものをおすすめします。
介護ベッドの価格はモーター数(機能の数)で決まる
付属品の有無もありますが、主にモーター数(機能の数)で変わります。
1モーターベッド
「背上げ機能」もしくは「高さ調節」のどちらかが付いている介護ベッドです。機能的には少なく、介護レベルが低い人向けのベッドですね。
体は動かせるけど、腰が少し悪くて起き上がるのがちょっと・・という、補助が必要な人に最適です。
機能が少ない分、他に比べて価格もリーズナブルです。
2モーターベッド
「背上げ機能」と「高さ調節」が両方付いている介護ベッドです。「膝上げ」の細かい調整はできませんが、背上げに連動して膝上げ機能があるものも存在します。
3モーターベッド
「背上げ機能」「高さ調節」「膝上げ機能」のすべてが付いている介護ベッドです。細かい調整が可能なので、ベッドで過ごすことが多い人はこのタイプを検討しましょう。
ちなみに僕はこのタイプを購入しました。
その他
それ以外にも「4モーターベッド」や「1+1モーターベッド」「2+1モーターベッド」など様々なタイプがあります。
どのような機能のあるベッドを選ぶのかは、介護が必要な方に合わせて選ぶようにしましょう。
迷った場合には「3モーターベッド」の購入をおすすめします。3モーターであれば、ほぼほぼ問題ありません。
介護ベッドはレンタルすることも可能です。
レンタルでもベッドの選び方は同じですし、料金もモーター数に応じて変わります。
要介護度2以上であれば介護保険が適用となるので、レンタルの検討をおすすめします。
詳しくは「プロに聞いた!介護ベッドはレンタルと購入どっちがおすすめ?」をご覧ください。
おすすめの介護ベッドはパラマウントベッド
最後に、、
選び方を理解しても、どの介護ベッドにするか決めきれない人も多いのではないでしょうか。
安い買い物ではないので、なおさらだと思います。
そこで、決めきれない方にはパラマウントベッドをおすすめします!ケアマネージャーはもちろん、病院の看護師さんもパラマウントベッドをオススメしていました。
楽天やAmazonの通販サイトであれば他に比べて安く購入することもできます。
今回紹介した「選び方」を参考に、被介護者にとって助けとなる介護ベッドを選んでください
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